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オタビジブログ

とあるメディア企業で働くオタクビジネスプロデューサーによるブログ。 アニメやゲームなどいわゆる「オタク向けビジネス」の紹介・分析を中心としながら、イロイロ書いていきます。言っちゃだめなことは言いません(=゚ω゚)ノ

日本のアニメ産業はこのままいくと完全に破綻すると思う①テレビ局が放送する理由

201307

自己紹介の次の記事として何から書こうか悩みましたが、
僕自身アニメ好きということもあり、やはりオタクビジネスの中心でもある「アニメ」の話題から書きたいと思います。

  さて、キッズアニメと深夜アニメをあわせ、現在、1クールに数十本という本数が地上波テレビで放送されています。

確か、5分など短いものまで含めると、だいたい40本くらいだったと思います。
この本数だけ見ていると、「アニメ絶好調じゃね?」と思えますね。

 

確かに一昔前は夢が見れる環境でした。
第二のエヴァンゲリオンを作りたい!」と。
ですが、今、この夢が崩れてきていることを感じてまして、アニメビジネスは過渡期にあると思うのです。。

 

※今回は話を深夜アニメに絞って展開したいと思います。

 

そもそも、なぜこんなにアニメが放送されているのでしょうか?
 
最近では地上波だけでなく、BSやCSなど、いろんなところでアニメが見られます。
この疑問を考える上で、いろんな登場人物が現れます。

 

・テレビ局
・広告代理店
・ビデオ販売会社
・原作(主に出版社)
・アニメ制作会社

 

が代表的でしょうか。
いわゆる「製作委員会」に名前を連ねる面々ですね。
※製作委員会:アニメ制作において一般的な方式で、色んな企業がお金を出し合って制作し、収入も出しあった金額に応じて山分けする仕組み

 

例えば、現在放送中の「革命機ヴァルヴレイヴ」にあてはめると、

 

テレビ局:MBS
広告代理店:電通
ビデオ販売会社:アニプレックス
出版社:該当無し(オリジナル原作のため)
アニメ制作会社:サンライズ

 

てな感じです。
ヴァルヴレイヴの場合、色んな二次展開を含めて、制作されているアニメですので、これ以外にも、
といった会社が名前を並べております。
すみません、これらの会社の役割については、また別機会とさせて下さい。。

 

それでは、それぞれの「アニメを放送する理由」を考えていきます。
 
テレビ局がアニメを放送する理由

 

放送本数を考える上では、考察の一番中心になります。
かと言ってアニメビジネスの中心とは言えないですが…。

 

テレビ局がアニメを放送する理由といえば、「視聴率が取れるから」でしょうか?

 

例えば、フジテレビの「ノイタミナというとても有名な“枠”があります。
これは毎週木曜日深夜24:45~25:45というとても恵まれた枠です。
もちろん「深夜アニメの中では」と注釈付きですが、こんな“好条件”の時間帯で放送しています。
しかし、そんなノイタミナですら、平均視聴率は1%台がほとんどと言われています。

 

テレビ局の生業は「メディアビジネス」として認知されていて、間違いありません。
番組を作り、その間にCMを流して、CMスポンサーからお金をもらうビジネスです。
しかし、平均1%の視聴率で、しかも偏った視聴者しか見ないと思われるところに、普通のスポンサーがお金を払うでしょうか?
CMを流すために必要な金額はかなり大きな額です。

 

さらに、この前、2012年10月?2013年3月まで放送していた「PSYCHO-PATH」なんて、猟奇的な殺人が起きまくりますからね。
そんなところで「生命保険が~」とか「お風呂のお掃除に~」とか、生活感溢れるようなCMを流すことをスポンサーはすごく嫌がります。
視聴者がなんとなくマイナスな気持ちを持ったままCMに入り、そのCMを見るとなると、無意識化でマイナスイメージを抱かれかねません。

 

視聴率が低い上に、内容的にもマイナスイメージを持たれかねない。
そんなことだから、一般的なスポンサーはなかなかつきません。

 

さて、それであれば、なぜテレビ局には深夜アニメがいくつも成立しているか?
それは深夜アニメがいわゆる“持ち込み番組”だからです。

 

持ち込み番組とは、テレビ局が集めて来なければならないはずのCMスポンサーを、テレビ局自らが汗をかいて集めなくて良いという古くからある仕組みです。

 

どういうことかと言うと、、、例えば、

 

広告代理店さん
「○○テレビさん、この時間のこの枠をください!僕らが枠のお金はまるっと払います!そしてこのアニメ番組を流してください!」

 

○○テレビ局さん
「え?枠料金払ってくれるの?その上、制作費もいらないの?それならいいよー」

 

という感じです。
(色々と諸条件を省いて簡単に表現しております、ご了承ください)

 

つまり、テレビ局はスポンサーを集めて、時間をお金に換える作業をしなくて良いのです!
さらに、番組の制作費も支払わなくて良いのです!!

 

それであれば、テレビ局がこぞって深夜に放送するのも理解できるかと思います。
深夜でも、バラエティ番組を作るとなると、1時間200~300万かかってしまいますからね。
もしくはリスクをとって、通販番組という選択肢でした。
 
さらっと進めてしまいましたが、ここで疑問に思われている方が多数いると思います。

 

え、おい、ちょっとまて、なんで広告代理店はそんな条件の良くない枠を買ったの?

 

最初は一本で書こうと思いましたが、非常に長くなりそうなので、、、
次の記事で書かせて頂きます!

日本のアニメ産業はこのままいくと完全に破綻すると思う②広告代理店のお仕事  

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