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オタビジブログ

とあるメディア企業で働くオタクビジネスプロデューサーによるブログ。 アニメやゲームなどいわゆる「オタク向けビジネス」の紹介・分析を中心としながら、イロイロ書いていきます。言っちゃだめなことは言いません(=゚ω゚)ノ

進撃の巨人13.5話は総集編!アニメが総集編を放送する3つの理由

進撃の巨人

2013年4月クールで絶賛放送中の「進撃の巨人」!
⇒公式サイト:進撃の巨人

立体機動装置をつけたエレンがとんでもなくヌルヌル動くPVが発表された時から、前評判もとても高かった本作品ですが、放送開始後も評判を裏切らないクオリティで、もはや社会現象化しております。

 「スタッフロールの原画マンの数が多すぎる」やら

「放送開始後にアニメーター募集してる?!」やら
「ついに絵が動かなくなってきた…」などなど、
いろいろと言われておりますが、まだまだアニメはよく動いているなぁという印象です。

そのおかげで、AmazonDVDランキングのアニメカテゴリは「進撃の巨人」がずっと1位に輝いております。

進撃の巨人 1 [初回特典:未発表漫画65P「進撃の巨人」0巻(作:諫山創)] [Blu-ray]

もちろんこの大ヒットにつられて原作も売れてますね。
原作よりもアニメ化されたほうがクオリティ高いというなかなか珍しい作品ですw

まだ枚数は出ていませんが、おそらく4月クールの覇権は進撃の巨人で決まりでしょう。

さて、そんな進撃の巨人ですが、来週13.5話は「あの日から」というタイトルで、総集編が放送されるようです。
最近、「総集編」が定番化されていますが、その理由を考えることで、制作者の気持ちを考えてみましょうw
個人的には、「立ち止まってないで1話でも早く進めてよ!」と思うところですが。


①制作予算軽減

深夜アニメというのは30分の番組を作るのに通常1本1500万円ほどかかるものです。
主なところですと、絵を描く人件費なわけですね。
よくウワサされていますが、スタッフロールの原画マンの人数が多いことを考えると、この作品はもっとかかっているんじゃないかな、という印象です。

アニメは1秒24フレームで構成されているわけでして、30分の枠をアニメで埋めるためには、
22分×60秒×24フレーム=31680枚
※OPやED、CMを除き、本編を22分としています
が必要となります。これが毎週。

ですが、総集編にすると、新たに絵を描く必要はなくなり、既に描かれた絵を映像化したものを再編集するだけで済みますので、実際にかかる費用は編集費だけです。
制作費を大幅に浮かすことができます。


②制作スケジュール調整
アニメをよく見る方は感覚的にわかるかと思うのですが、中盤から後半にかけて、どんどんスケジュールがしんどくなってきて、それが映像に現れてきてしまいます。
それを一回リセットする意味で、中盤あたりで一度休憩し、立て直すわけですね。

納品遅れは致命傷になりかねません。
中途半端な完成度でも放送日はきてしまうわけで、それを放送せざるを得なくなってしまいます。
そして放送することにより「作画崩壊」と呼ばれ、一気に評判を下げることになります。

進撃の巨人ではこんなこともありました。なかなかのレアケースです。
アニメ「進撃の巨人」製作委員会が謝罪…放送局により内容が異なる - シネマトゥデイ

当初、「各局での放送基準の違いにより、残虐シーンをカットした別バージョンを放送した」などといった推測もなされましたが、原因はただの制作遅れでしたね。
相当限界がきてたものと思われます。

最近の例では、ガールズ&パンツァーが記憶にあたらしいですねw
「ガールズ&パンツァー」第10.5話の放送と今後の展開に関するお知らせ ガールズ&パンツァー公式ブログ 


③視聴者の脱落防止

設定が複雑なアニメに関しては、この③の理由も大きいと思います。
同時期に放送されるアニメの本数が多すぎて、視聴者が「このクールにどれを見るか」というところで、厳しい取捨選択を行なっています。

いくら制作側が「最後が面白いんだ!ついてきてくれ!」と思っていても、
途中で意味がわからなくなると、継続を止めてしまう傾向が顕著です。
その対策として、当初から計画されて行われるのが③です。

進撃の巨人の場合はこれにあてはまると思われます。
結果として、②の制作スケジュール調整まで行えてラッキーという感じではないでしょうか。