京アニが新作「境界の彼方」発表!「Free!」以降に起きている京アニの変化とは
8月5日(月)の夕方、2013秋クールアニメ「境界の彼方」が解禁されました(=゚ω゚)ノ
皆様ご存知の“あの”京都アニメーションが手がけるアニメで、原作はKAエスマ文庫のライトノベル(著者:鳥居なごむ)だそうです。
原作のイントロダクション(原作)は以下の通りで、結構おもしろそう。
既視感がないとも言えないけども
きっかけは偶然だった。 人間と妖夢の間に生まれた少年――神原秋人はある日、学校の屋上で今にも飛び降りそうな少女――栗山未来と出会う。
異界士の中でも特異な“血”の能力を持った少女は、孤独の中、戦い続けていた。 「私は――普通の人間に見えますか?」 その少女と自分を重ねてしまった少年は、彼女を助けることを決意する。 だが、そんな中、少年たちの周りで不穏な事態が起こり始める…。
ところで、京都アニメーションといえば、安定感のある映像クオリティに定評があり、「けいおん!」に代表されるウルトラヒット作を制作している現代を代表するアニメ制作会社の一つです。
また、ただのアニメ制作会社では考えられないほど、自社で権利を持ち、商品化やらも自社でしていたりします。
さらにさらに、基本的には角川の原作をアニメ化していることが多かったわけですが、ついには文庫レーベル「KAエスマ文庫」まで作り、原作まで囲い込んでおります。
「中二病でも恋がしたい!」がKAエスマ文庫一発目のアニメ化です。(原作者:虎虎)
そんな一目置かれる存在の京都アニメーションと組みたい企業はいっぱいなわけです。
が、今クール放送している「Free!」よりちょっとした(?)変革が起きています。
「京アニがついにホモアニメ!」ってだけじゃないんです。
まず、Free!までに手がけた代表作品(勝手に選定)の年数・タイトル・出資放送局を一覧にすると以下のようになりました。
2005年 AIR…TBS(×ポニーキャニオン)
2006年 涼宮ハルヒの憂鬱…無し(UHF局)
2006年 Kanon…TBS(×ポニーキャニオン)
2007年 らき☆すた…無し(UHF局)
2008年 CLANNAD…TBS(×ポニーキャニオン)
2009年 けいおん!…TBS(×ポニーキャニオン)
2010年 けいおん!!… TBS(×ポニーキャニオン)
2011年 日常…無し(UHF局)
2012年 氷菓…無し(UHF局)
2012年 中二病でも恋がしたい!…TBS(×ポニーキャニオン)
2013年 たまこまーけっと…TBS(×ポニーキャニオン)
ご覧のように、「京アニはTBSと仲良し」という構図が見てとれると思います。
放送局の出資無しでUHF局の放送をしている時も多々ありますが、これはビデオパッケージ制作会社の違いかと思われます。
ですが、2013年7月、歴史が動きます。
2013年 Free!…ABC朝日放送(×ポニーキャニオン)
2クール続けてABC朝日放送!!
なにかあったんですかね。
「中二病でも恋がしたい!」と「たまこまーけっと」でTBS出資なのにMXで放送していたことと何か関係あるのかなー、とか勘ぐってしまうわけです。
出資しているのにも関わらず、製作委員会としては放送枠をMX(UHF局)にしてしまうということで、TBS側から降りた(降りざるをえなかった)可能性も十分考えられると思います。
製作委員会としたら、TOKYO MXは関東全域をカバーしないにせよ、
・枠代が安い
・時間帯が良い
・MX=アニメのイメージが定着してきている
などなど、MXを選ぶメリットはいっぱいありますからね。
「TBSはけいおん!でガッポリ儲けやがって…」とかよく言われてましたけど、降りているところを見ると、そんなこともないのかも?
逆に「けいおん!だけで十分、次だ次」って思っているのかもしれません。
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