Blu-ray・DVD市場が3 年ぶりの売上増!アニメBDが絶好調で前年同期比131%
先日、オリコンが2013年上半期のレポートを発表しました(=゚ω゚)ノ
2013 年上半期レポート<軽量版>音楽ソフト/映像ソフト/書籍
(※リンク先PDF注意)
音楽や書籍の売上についても言及されていますが、ここではアニメビジネスに一番関係が深い映像ソフトについてを。
よく「Blu-ray・DVD市場は縮小している。VODが流行っているからパッケージビデオソフトなんてオワコン。」と言われていますが、なんと今回2013年上半期では久しぶりに売上が前年同期比101.7%とプラスとなりました。
それを牽引したのがアニメジャンルと解説されています。
最も売上の拡大幅が大きかったのがアニメジャンルだ。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.』や『ONE PIECE FILM Z』の劇場用アニメの話題作から OVA『機動戦士ガンダムUC』の最新巻、TV アニメのヒット作『ガールズ&パンツァー』シリーズなどラインナップに恵まれた。売上額 280.9 億円は BD 全体の54.6%を占めており、また対前年同期比も131.4%となった。
以下の記事にもアニメジャンルの好調について書かれております。
⇒最新業界図から見るアニメの未来:ヒットがみえる! エンタメマーケット情報サイト ORICON BiZ online
アニメの売上額は415.4億円、前年同期比119.8%
先の2つの記事を踏まえると、アニメについてのBD/DVD売上は
BD:280.9億円
DVD:134.5億円
となっております。
比率で言うとBD67%、DVD33%ですね。
全体(1270.2億円)だとBD40%、DVD60%なのでまだまだアニメ業界とその他ではまだまだ大きな開きがあるようです。
ただ、他ジャンルでも順調にBDシフトが続いているらしく、BDの比率は順調に伸びてきております。
ただ、やはりビデオパッケージ市場は縮小傾向には変わらないと思います。
PDFの記事から引用した通り、2013上半期の好調はヒット作が連発したことが要因です。
コンテンツパワーでメディア市場の縮小を補った形になります。
2013春アニメも稀にみるヒット作連発で、下半期も調子よく推移する可能性もありますが、地デジの普及やSVOD(定額見放題サービス)の普及を考えると、なかなかうまくいかないでしょうねー。